Arlington 3
AMA SX 2021
Round 12

ロクスンが2位入賞、2戦連続ポディウムフィニッシュ

us AT&T Stadium

MONSTER ENERGY AMA SUPERCROSS/FIM世界選手権第12戦が、ダラス近郊のアーリントンで行われました。トリプルヘッダーの3戦目(土曜/火曜/土曜)になりますが、AT&Tスタジアムに作られたコースは難易度が上がり、連続ジャンプの処理に独創性が求められるほどになりました。

ロクスンが2位入賞、2戦連続ポディウムフィニッシュ

計時予選では、チェイス・セクストン(Team Honda HRC)が48秒143を記録してポールポジションを獲得。ケン・ロクスン(Team Honda HRC)は48秒328で3番手につけました。2回のセッションを通じて明らかになったのは、リズムセクションの攻略法でアドバンテージに差が出るということで、ロクスンはジャンプの飛距離を伸ばす方法をレース前に修得していました。

セクストンは中3日のインターバルを利用して、木曜日にオクラホマ州マリエッタにあるコンパウンド77で、マシンセッティングと練習に時間を費やしました。計時予選における好調ぶりには、その成果が表れていました。

オープニングセレモニーの後に行われた予選レースには、ロクスンとセクストンが同じヒート2に出走。先行するクーパー・ウェブ(KTM)を攻略して、ロクスンとセクストンは1-2フィニッシュを決め、メインレースに駒を進めました。

メインレースでは、ロクスンが絶妙なスタートダッシュでホールショットを決め、オープニングラップからレースをリード。タイムアタックで最速だったセクストンは、スタート6番手からトップグループを追いかけましたが、4周目に喫した転倒で負傷し、リタイアを余儀なくされました。

ロクスンはスタートから19周目までレースリーダーを務めましたが、残り4分という大詰めでウェブにかわされ、2位でチェッカーを受けました。

ロクスンは前戦での3位を上回り、2戦連続でのポディウムフィニッシュ。ウェブとの差は15ポイントに広がりましたが、ランキング2位につけて逆転のチャンスを狙っています。


Ken Roczen
Ken Roczen 94
Team Honda HRC
とてもいいプラクティスでした。コースも好感触だったし自分としても乗れていました。大きなリズムセクションがたくさんあって、前戦までよりもはるかにいいスーパークロスコースでした。ヒートレースは順調でした。3番手スタートから1位になって、有利なゲートピックを得ることができました。メインレースではホールショットを取って、非常に乗れていたのでレースの大部分をリードしました。ほとんどの速いライダーが後ろにいたのですが、たぶん彼らは私の走りを観察していたのでしょう。クーパー・ウェブに抜かれましたが、最後の最後まで彼を追いかけました。2位でフィニッシュしましたが、はるかに好成績です。まだ望みはつながっているし、あと5レースも残っています。このところ調子が上がってきているし、あきらめるつもりはありません。2週間のインターバルの後はアトランタですが、この上向きのベクトルを最終戦まで維持したいと思います

Chase Sexton
Chase Sexton 23
Team Honda HRC
終日乗れていました。自分本来のスピードが戻ってきたことが確認できてよかったと思います。ヒートは手堅いレースでした。出足は少し遅くてケンに抜かれたのですが、なんとか中盤までにリズムをつかめました。最終ラップでクーパー・ウェブに対してアグレッシブに行ったのですが、倒すつもりはなかったんです。普段からああいう抜き方はしませんし、彼のことはリスペクトしていますから。メインレースでは好スタートを切って、サンドセクションでクラッシュするまでは悪くなかったのですが…。まあ、大丈夫です。ただ、UFCファイト(総合格闘技)の試合に出たみたいになってしまいましたね。皆さん、アトランタで会いましょう

450SX リザルト

順位No.ライダーマシンタイム/差
12C.ウェブKTM21'29.836
294ケン・ロクスンHonda+01.351
31E.トーマックカワサキ+03.434
451J.バーシアガスガス+05.586
521J.アンダーソンハスクバーナ+15.282
627M.スチュワートヤマハ+30.449
1120ブロック・ティックルHonda+1Lap
1240ビンス・フリージーHonda+1Lap
1449ミッチェル・オルデンバーグHonda+1Lap
2123チェイス・セクストンHonda+23Laps


450SX - ポイント

順位No.ライダーマシン総合
12C.ウェブKTM275
294ケン・ロクスンHonda260
31E.トーマックカワサキ234
451J.バーシアガスガス214
57A.プレッシンガーヤマハ183
627M.スチュワートヤマハ179
1410ジャスティン・ブレイトンHonda96
1540ビンス・フリージーHonda92
1720ブロック・ティックルHonda81
2023チェイス・セクストンHonda64
2137ベニー・ブロッサHonda48
2549ミッチェル・オルデンバーグHonda17
2712シェーン・マケラスHonda15
29805カーレン・ガードナーHonda12
33981オースティン・ポリテッリHonda3


250SX West - リザルト

順位No.ライダーマシンタイム/差
132J.クーパーヤマハ16'13.393
231C.マカドゥーカワサキ+03.538
3150S.ハマカーカワサキ+11.016
447J.スウォルハスクバーナ+17.390
541ハンター・ローレンスHonda+22.891
648G.マーチバンクスヤマハ+26.258
856カイル・ピータースHonda+34.700
1239カーソン・マムフォードHonda+1Lap
1472コティ・ショックHonda+1Lap
1750エンツォ・ロペスHonda+1Lap


250SX West - ポイント

順位No.ライダーマシン総合
132J.クーパーヤマハ108
231C.マカドゥーカワサキ106
341ハンター・ローレンスHonda102
447J.スウォルハスクバーナ93
548G.マーチバンクスヤマハ93
6150S.ハマカーカワサキ88
856カイル・ピータースHonda63
972コティ・ショックHonda57
1235ミッチェル・ハリソンHonda41
2239カーソン・マムフォードHonda19
2650エンツォ・ロペスHonda13



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