Orlando 1
AMA SX 2021
Round 7

ロクスンが大接戦の末に2位入賞を果たす

us Camping World Stadium

MONSTER ENERGY AMA SUPERCROSS/FIM世界選手権第7戦が、オーランドで開催されました。フロリダ州は、高温多湿な練習環境を求めるライダーが多く移住してくるところですが、ケン・ロクスン(Team Honda HRC)とチェイス・セクストン(Team Honda HRC)も例に漏れず、オーランド近郊のクラモントに住んでいます。今大会は彼らにとってホームラウンドなのですが、セクストンは負傷中の肩を癒やすため、引き続き出場を見合わせることになりました。

ロクスンが大接戦の末に2位入賞を果たす

今大会は予報通り悪天候の影響を受けましたが、キャンピングワールド・スタジアムには屋根がないため、金曜のプレスデー走行がキャンセル。さらにレース当日の朝には雷雨に見舞われ、ビニールシートで覆われたコースも部分的に水浸しになりました。雨が通り過ぎてからコンディション改修に注力できるよう、日中のタイムスケジュールが2時間ほど遅れました。さらに通常であれば行われるフリープラクティスがキャンセルされ、2回の計時予選のみ実施となりました。

午後からは強い日差しを受けて、路面状況が徐々に回復。タイムアタックが本格化する中、ロクスンは2本目のセッションで51秒106を記録し、予選5番手に入りました。ナイターの部が始まり、オープニングセレモニーに続いて行われるヒート2では、ロクスンがトップでフィニッシュ。順調な仕上がりを見せていました。

メインレースでは、ザック・オズボーン(ハスクバーナ)、ジャスティン・ブレイトン(Mac-Off Honda)に次いで、ロクスンが3番手スタート。2周目には、ブレイトンとロクスンがオズボーンをかわし、1~2番手に浮上しました。すぐ後ろにはクーパー・ウェブ(KTM)が現れ、激しい先陣争いが始まります。4周目には、ウェブ、ロクスン、ブレイトンとポジションが入れ替わり、僅差のままデッドヒートが続きました。

その後ロクスンの背後には、ジャスティン・バーシア(ガスガス)が接近。三つ巴の争いに発展しました。前半はウェブとロクスンの間隔が1秒未満でしたが、後半になると1~2秒に広がりました。終盤はウェブのミスが目立つようになりましたが、0.9秒差まで追い詰めたところでチェッカー。逆転には至りませんでしたが、2位でフィニッシュしたロクスンは、ポイントリード13で首位を守っています。


Ken Roczen
Ken Roczen 94
Team Honda HRC
オーランドは今までとは違う感じのレースでした。雷雨に備えてスケジュールが改訂されたので、我々が走れたのはタイムドプラクティス2回だけでした。しかも路面は全く異なる土質の連続で、特に最初の走行時はジャンプなどが超硬質なのに、谷間は軟質で水たまりが残っているようなコンディションだったので、非常に滑りやすく危なっかしい路面でした。ナイトショーまでにはまずまずの感触を得て、ヒートレースはスタート・トゥ・フィニッシュで順調に決勝進出を果たしました。メインレースでも好スタートが決まり、ホールショットではなかったもののトップ3に入り、クーパー・ウェブと競り合いました。その後に抜かれましたが、フィニッシュまで一対一のバトルが続きました。あと少しのところで勝利を逃しましたが、長いシリーズを戦う上で全レース勝つことは至難の業です。今夜のトリッキーなコースコンディションを思えば、転倒せずに2位をゲットできたことがうれしい。来週のオーランド2ではポディウムのセンターを奪い返すつもりです

450SX リザルト

順位

No.

ライダー

マシン

タイム/差

1

2

C.ウェブ

KTM

21'12.656

2

94

ケン・ロクスン

Honda

+00.943

3

16

Z.オズボーン

ハスクバーナ

+06.256

4

51

J.バーシア

ガスガス

+06.679

5

1

E.トーマック

カワサキ

+17.137

6

7

A.プレッシンガー

ヤマハ

+26.517

11

10

ジャスティン・ブレイトン

Honda

+47.406

14

37

ベニー・ブロッサ

Honda

+1Lap

15

40

ビンス・フリージー

Honda

+1Lap

17

12

シェーン・マケラス

Honda

+1Lap

450SX - ポイント

順位

No.

ライダー

マシン

総合

1

94

ケン・ロクスン

Honda

161

2

2

C.ウェブ

KTM

148

3

1

E.トーマック

カワサキ

132

4

9

A.シアンサルーロ

カワサキ

118

5

51

J.バーシア

ガスガス

115

6

25

M.マスキン

KTM

110

11

10

ジャスティン・ブレイトン

Honda

86

14

20

ブロック・ティックル

Honda

52

17

40

ビンス・フリージー

Honda

42

19

37

ベニー・ブロッサ

Honda

36

22

805

カーレン・ガードナー

Honda

12

23

23

チェイス・セクストン

Honda

10

26

12

シェーン・マケラス

Honda

6

29

981

オースティン・ポリテッリ

Honda

3



250SX East - リザルト

順位

No.

ライダー

マシン

タイム/差

1

18

ジェット・ローレンス

Honda

16'04.955

2

64

C.ニコルズ

ヤマハ

+01.118

3

29

C.クレイグ

ヤマハ

+19.403

4

30

下田丈

カワサキ

+33.140

5

49

ミッチェル・オルデンバーグ

Honda

+47.635

6

241

J.バリエ

KTM

+1Lap

8

95

ジョシュア・オズビー

Honda

+1Lap

16

76

グラント・ハーラン

Honda

+2Laps

18

185

ウィルソン・フレミング

Honda

+2Laps

19

162

マックスウェル・サンフォード

Honda

+2Laps

22

122

ジェレミー・ハンド

Honda

+6Laps

250SX East - ポイント

順位

No.

ライダー

マシン

総合

1

64

C.ニコルズ

ヤマハ

166

2

29

C.クレイグ

ヤマハ

158

3

30

下田丈

カワサキ

138

4

18

ジェット・ローレンス

Honda

128

5

95

ジョシュア・オズビー

Honda

103

6

42

M.モシマン

ガスガス

97

7

49

ミッチェル・オルデンバーグ

Honda

91

10

76

グラント・ハーラン

Honda

71

13

122

ジェレミー・ハンド

Honda

59

20

185

ウィルソン・フレミング

Honda

  1. 35


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