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AMA SX 2021
Round 2

ロクスンが暫定ランキング首位から5位へ

us NRG Stadium

MONSTER ENERGY AMA SUPERCROSS/FIM世界選手権第2戦が、ヒューストンで行われました。同一会場におけるトリプルヘッダーの2戦目、中2日での開催となります。コースレイアウトは、開幕戦の大部分を踏襲しつつ、サンドコーナーを追加するなどアレンジがなされていました。

ロクスンが暫定ランキング首位から5位へ

ラップタイムは前戦よりも短縮され、タイムアタックでは41秒台の争いになりました。チェイス・セクストン(Team Honda HRC)は、計時予選で2番手の41秒904、ケン・ロクスン(Team Honda HRC)は5番手の42秒130でした。予選ヒート1ではセクストンがトップフィニッシュを果たし、ヒート2ではロクスンが5番手で通過しました。

メインレースでは、見事なホールショットを取ったセクストンが序盤のリーダーとなりました。アダム・シアンサルーロ(カワサキ)、イーライ・トーマック(カワサキ)、ジャスティン・ブレイトン(Muc-Off Honda)が続きましたが、セクストンは数ラップで独走態勢に持ち込みました。ところが7周目にバランスを崩して転倒、ジャンプのフェイスでクラッシュした際に右肩を痛めたセクストンは、リタイアを喫してしまいました。

一方ロクスンは、スタートに失敗して1周目のコントロールラインを14番手で通過しました。11周目には6番手、20周目には5番手に浮上したロクスンですが、終盤は一進一退の展開で5位フィニッシュ。Honda最上位は、昨年Team Honda HRCに所属していたブレイトンの3位でした。

レース終了時、ロクスンはジャスティン・バーシア(ガスガス)を抜いて暫定ランキング首位となりましたが、赤十字フラッグ無視に対するペナルティーとして、4ポイント減点されました。負傷者救助中を示しジャンプを禁止するフラッグなのですが、ロクスンは目視できないまま飛んでしまったのです。チームは控訴しましたが決定は覆らず、ロクスンの首位は幻となり、3ポイントビハインドの5位まで後退しました。


Ken Roczen
Ken Roczen 94
Team Honda HRC
今回はちょっと厳しいレースになりました。自分で解決しなければならないことなんですが、またしてもスタートが決まらず、今回のようなコースレイアウトでは出遅れたことが響きました。1コーナーの立ち上がりは、たぶん17番手あたりで、そこから上位までばん回しなければならなかったのですが、ずっと前走者が巻き上げる土や砂を浴びていました。コースコンディションの悪化が早く、長い20分プラス1周でしたが、なんとかベストを尽くして5位でフィニッシュしました。レッドクロスフラッグの一件で4ポイント減点されましたが、前にライダーがいてフラッグが見えなかったので、このペナルティーには納得がいきません。これまでに一度もレッドクロスフラッグを無視してジャンプしたことがないので、減点ではなく警告か罰金が妥当だったのではないでしょうか。状況は彼らが仕立てたほど明解ではなかったと思います。このペナルティーがなければレッドプレートをゲットしていたはずなので、ちょっと残念ですが、それも仕方がないとあきらめる気持ちもあります。とにかく土曜のレースを楽しみにしてベストを尽くしましょう。

Chase Sexton
Chase Sexton 23
Team Honda HRC
今日は最初から絶好調でした。プラクティスでは非常に乗れていて、2回とも2番手のタイムでした。ヒートレースでは450SXに乗って2戦目で初めて勝つことができ、何よりでした。メインレースでは好スタートが切れましたし、思い通りにトップを走りながらベストラップを更新していました。イーライ・トーマック(カワサキ)に大差をつけたところまでは順調だったのですが、ちょっとしたミスで転倒し、路面に叩き付けられました。右肩がすごく痛みますが、土曜のレースに出場して初優勝をゲットしたいと思います。

450SX リザルト

順位No.ライダーマシンタイム/差
11E.トーマックカワサキ21'09.622
214D.フェランディスヤマハ+04.976
310ジャスティン・ブレイトンHonda+09.002
42C.ウェブKTM+10.305
594ケン・ロクスンHonda+13.157
625M.マスキンKTM+16.257
1320ブロック・ティックルHonda+45.119
1540ビンス・フリージーHonda+1Lap
1937ベニー・ブロッサHonda+6Laps
2223チェイス・セクストンHonda+23Laps


250SX East - リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 18 ジェット・ローレンス Honda 15'55.305
2 64 C.ニコルズ ヤマハ +07.855
3 29 C.クレイグ ヤマハ +13.303
4 42 M.モシマン ガスガス +18.843
5 30 下田丈 カワサキ +21.871
6 38 A.フォークナー カワサキ +23.684
7 49 ミッチェル・オルデンバーグ Honda +43.003
10 95 ジョシュア・オズビー Honda +1Lap
13 122 ジェレミー・ハンド Honda +1Lap
16 76 グラント・ハーラン Honda +1Lap


450SX - ポイント

順位No.ライダーマシン総合
151J.バーシアガスガス40
214D.フェランディスヤマハ39
310ジャスティン・ブレイトンHonda38
425M.マスキンKTM38
594ケン・ロクスンHonda37
61E.トーマックカワサキ36
1420ブロック・ティックルHonda16
1740ビンス・フリージーHonda11
1823チェイス・セクストンHonda10
2237ベニー・ブロッサHonda4


250SX East - ポイント

順位 No. ライダー マシン 総合
1 29 C.クレイグ ヤマハ 47
2 64 C.ニコルズ ヤマハ 44
3 18 ジェット・ローレンス Honda 43
4 38 A.フォークナー カワサキ 40
5 30 下田丈 カワサキ 37
6 42 M.モシマン ガスガス 35
8 49 ミッチェル・オルデンバーグ Honda 31
10 95 ジョシュア・オズビー Honda 26
15 76 グラント・ハーラン Honda 16
16 122 ジェレミー・ハンド Honda 12


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レポート公開日
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