Honda HRC Progressiveにとって夢のような週末となったユナディラ

•ジェット・ローレンスが1-1フィニッシュで今大会を制し、1戦を残して450クラスのタイトルを獲得
•ハンター・ローレンスは安定した走りで2-2フィニッシュ、総合2位を獲得
•下田丈が250クラスを圧倒し、今季3度目の総合優勝を達成
ニューヨーク州ニューバーリンのユナディラMXで開催されたAMAプロモトクロス選手権(AMA-MX)第10戦では、Honda HRC Progressiveが大きな節目を迎えました。ジェット・ローレンスが1-1のパーフェクトウィンを果たし、最終戦を残して450クラスのタイトルの座を獲得しました。兄でありチームメイトでもあるハンター・ローレンスも、両モトで2位を獲得し、総合2位で表彰台に上がりました。一方、下田丈は250クラスで圧巻の走りを見せ、今季3度目の総合優勝を果たしました。
450クラスのモト1では、ハンターが2番手、ジェットが7番手でレースをスタートしました。3周目にはジェットがトップに立ち、一時RJ・ハンプシャーとポジションを入れ替える場面もありましたが、5周目には首位の座を確固たるものにしました。ハンターもその直後の周に3番手から2番手にポジションを上げ、兄弟揃ってそのままの順位でフィニッシュしました。
モト2では、ハンターがCRF450RWEを駆ってホールショットを決め、ジェットは2台後方につけました。今大会でタイトルの座を確定させるには、ジェットはハンターより上位でフィニッシュし、最終戦を前に50ポイント以上のリードを築く必要がありました。ジェットは早々にトップに立ちましたが、兄のハンターから激しいプレッシャーを受け、兄弟は1-2体制を維持したままレースを展開。最終的にジェットが再び勝利を収め、タイトル獲得を決めました。
250クラスのモト1では、下田丈が8番手でスタートしましたが、1周目のうちにトップに浮上!その後は一度も先頭を譲ることなく独走状態となり、2位に約40秒差をつける圧倒的な勝利を収めました。モト2では5番手スタートながら、序盤から積極的な走りを見せ、2周目には再びトップに浮上。そのまま着実にリードを広げ、2位に13秒以上の差をつけてフィニッシュしました。この結果により、今季3度目の総合優勝となりました。
NOTES
・ニューヨーク州アムステルダムにあるディーラー「Outdoor Motor Sports」が、ユナディラでのHonda HRC Progressiveのチームピットに参加し、CRF300L、TRX90X、Dax 125を展示。終日ファンとの交流を楽しみました。
・450クラスの総合予選では、ジェット・ローレンスが2位に1秒以上の差をつけて最速タイムを記録しました。ハンター・ローレンスは7番手を記録し、Phoenix Racing Hondaのディラン・フェランディスが8番手、Quad Lock Honda Racingのカイル・ウェブスターとシェーン・マケラスはそれぞれ10番手と14番手につけました。Valley Motorsportsのジェレミー・ハンドが18番手、Rodbell Racingのジャスティン・ロッドベルが27番手、Raylentless Racingのブランドン・レイが28番手、McGinley Clinicプライベーター・サポート・プログラムのジョン・ショートが29番手、Ace Motorcyclesのブラッド・トッドが31番手でした。Williams Racingのザック・ウィリアムズは450クラスのラストチャンス予選(LCQ)で2位となり、モト出場権を獲得しました。
・250クラスの総合予選では、下田丈が8番手を記録しました。Quad Lock Honda Racingのブロディ・コノリーは20番手、Phoenix Racing Hondaのカレン・パークが27番手、TiLube Honda Racingのアイザイア・クラークが29番手でした。
・女子モトクロス選手権(WMX)シリーズがユナディラで最終戦前の1戦を迎え、今回もHondaライダーたちが存在感を示しました。Quad Lock Honda Racingのチャーリー・キャノンが1-2で総合2位を獲得し、SLR Honda Racingのミカエラ・ニールセンが3-3で総合3位に入りました。MotoSport Hillsboroのジェイリー・ギャラカーは9-9で総合9位。続いて、ケイトリン・ジェイコブスが10位(11-10)、ジョアン・フェイクが15位(15-15)、シドニー・プラスが16位(16-16)、ケイラ・アレクサンダーが17位(18-17)、アディ・クラウスが19位(19-19)となりました。
・ジェットは今回も450クラス両方のモトで最速ラップを記録し、総合優勝とチャンピオン獲得にふさわしいスピードを証明しました。下田も250クラスの両モトで最速ラップを記録し、完璧な1-1の走りを締めくくりました。
・今回の450クラスでの勝利により、Hondaはユナディラにおけるプレミアクラスの総合優勝回数でカワサキに並び、歴代最多タイとなる10勝目を記録しました。
・ジェットにとって、今回の勝利はユナディラでのプレミアクラス総合優勝2回目となります。これまでに同地で勝利したHondaライダーには、マイク・ラロッコ、リッキー・カーマイケル(2回)、ケビン・ウインダム(2回)、ケン・ロクスン(2回)、チェイス・セクストンがいます。
・下田は今回の250クラス勝利により、ユナディラでサポートクラス総合優勝を飾った歴代のHondaライダーたち、スティーブ・ラムソン、トレイ・カナード、イーライ・トマック、ジェレミー・マーティン、ジェット・ローレンス、ハンター・ローレンスの仲間入りを果たしました。
・次戦、AMAプロモトクロス選手権(AMA-MX)最終戦となる第11戦は、メリーランド州メカニクスビルのバッズ・クリークMXで8月23日に開催されます。
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このチャンピオンシップで一番思い出深い瞬間は、第1戦だったと思います。開幕前は膝のケガに悩まされていて、それが初めての大きなケガだったので、精神的にもかなりきつかったです。最初は「復帰まで4か月かかる」と言われていて、開幕戦には間に合わないと思っていました。だから、まず第1戦に出場できた時点ですごく嬉しかったですし、そこで勝てたことは、キャリアの中でも最高のレースのひとつになりました。1戦を残してタイトルを決められたことで、さらにこの結果を特別なものにしてくれました。
このチャンピオンシップで一番思い出深い瞬間は、第1戦だったと思います。開幕前は膝のケガに悩まされていて、それが初めての大きなケガだったので、精神的にもかなりきつかったです。最初は「復帰まで4か月かかる」と言われていて、開幕戦には間に合わないと思っていました。だから、まず第1戦に出場できた時点ですごく嬉しかったですし、そこで勝てたことは、キャリアの中でも最高のレースのひとつになりました。1戦を残してタイトルを決められたことで、さらにこの結果を特別なものにしてくれました。

またしても2-2で、良い走りができています。チーム全体としても勢いに乗れているので、この調子でSMXにも臨めると思います。すべてがちょうど良いタイミングで噛み合ってきていると感じています。この流れをプレーオフにしっかりとつなげていきたいです。
またしても2-2で、良い走りができています。チーム全体としても勢いに乗れているので、この調子でSMXにも臨めると思います。すべてがちょうど良いタイミングで噛み合ってきていると感じています。この流れをプレーオフにしっかりとつなげていきたいです。

今日はとても良い1日でした。バイクのセッティングに大きな改善が見られたと思います。これまではモト後半になるとバイクの挙動が変わってしまい、それに少し苦しんでいましたが、今日は大きな前進となりました。チームにとっても非常に良い成果でしたし、自分自身もずっと良い位置で走れました。みんなに感謝していますし、誇りに思います。
今日はとても良い1日でした。バイクのセッティングに大きな改善が見られたと思います。これまではモト後半になるとバイクの挙動が変わってしまい、それに少し苦しんでいましたが、今日は大きな前進となりました。チームにとっても非常に良い成果でしたし、自分自身もずっと良い位置で走れました。みんなに感謝していますし、誇りに思います。

チームの歴史の中で数々の素晴らしい瞬間に立ち会ってきましたが、今日もそのひとつになりました。3人のライダーとともにレースに臨み、全員がそれぞれのクラスで可能な限りトップの結果を叩き出すというのは、特別なことです。丈は本当に素晴らしい走りを見せてくれました。なぜか、彼のライディングスタイルと圧倒的な強さを見ていて、2002〜2003年の125MXでのジェームス・スチュワートを思い出しました。実に圧巻の走りで、「ジョー・“ババ"・シモダ」と呼ばなきゃいけないかもしれませんね!ローレンス兄弟については、言いたいことが多すぎて語り尽くせません。2人がチームにいてくれて本当に幸運だと感じています。ハンターはあらゆる面で素晴らしく、世界トップレベルの450クラスライダーへと成長していく姿を見ることができて、本当に嬉しく、誇りに思います。そして、以前も言ったことがありますが、ジェットのように勝ち続けるライダーがいると、それが当たり前のように思えてきてしまう。実に自分が陥りたくない感覚です。450MXでレースに勝つこと、それだけでもとても難しく、チャンピオンを獲得するというのはまったく別次元の話です。ジェットはそれを簡単に見せてしまう。その姿には、ただただ感心するしかありません。レースチーム全員、American Honda、HRC、そしてHonda Japanのあらゆる人々が、彼がHondaの歴史の一部になってくれたことを非常に誇りに思っています。
チームの歴史の中で数々の素晴らしい瞬間に立ち会ってきましたが、今日もそのひとつになりました。3人のライダーとともにレースに臨み、全員がそれぞれのクラスで可能な限りトップの結果を叩き出すというのは、特別なことです。丈は本当に素晴らしい走りを見せてくれました。なぜか、彼のライディングスタイルと圧倒的な強さを見ていて、2002〜2003年の125MXでのジェームス・スチュワートを思い出しました。実に圧巻の走りで、「ジョー・“ババ"・シモダ」と呼ばなきゃいけないかもしれませんね!ローレンス兄弟については、言いたいことが多すぎて語り尽くせません。2人がチームにいてくれて本当に幸運だと感じています。ハンターはあらゆる面で素晴らしく、世界トップレベルの450クラスライダーへと成長していく姿を見ることができて、本当に嬉しく、誇りに思います。そして、以前も言ったことがありますが、ジェットのように勝ち続けるライダーがいると、それが当たり前のように思えてきてしまう。実に自分が陥りたくない感覚です。450MXでレースに勝つこと、それだけでもとても難しく、チャンピオンを獲得するというのはまったく別次元の話です。ジェットはそれを簡単に見せてしまう。その姿には、ただただ感心するしかありません。レースチーム全員、American Honda、HRC、そしてHonda Japanのあらゆる人々が、彼がHondaの歴史の一部になってくれたことを非常に誇りに思っています。
250MX Standings
Pos. | Rider | Num. | Team | Constr. | Pts |
|---|---|---|---|---|---|
1 | Haiden DEEGAN | 1 | Monster Energy Star Racing Yamaha | Yamaha | 460 |
2 | Jo SHIMODA | 30 | Honda HRC Progressive | Honda | 417 |
3 | Garrett MARCHBANKS | 36 | Monster Energy Pro Circuit Kawasaki | Kawasaki | 320 |
4 | Levi KITCHEN | 47 | Monster Energy Pro Circuit Kawasaki | Kawasaki | 289 |
5 | Tom VIALLE | 16 | Red Bull KTM Factory Racing | KTM | 282 |
6 | Mikkel HAARUP | 107 | Triumph Racing Factory Team | Triumph | 239 |
18 | Chance HYMAS | 10 | Honda HRC Progressive | Honda | 132 |
31 | Mark FINEIS | 62 | Tilube Honda Racing | Honda | 12 |
33 | Cullin Park | 59 | Phoenix Racing Honda | Honda | 8 |
34 | Brodie Connolly | 788 | Quad lock honda | Honda | 7 |
36 | Lance KOBUSCH | 195 | SPR | Honda | 6 |
39 | Gavin TOWERS | 115 | Phoenix Racing Honda | Honda | 4 |














