450 Moto2
AMA MX 2025
Round 7

ローレンス兄弟、スプリングクリークMXでも圧倒的な強さを継続

us Spring Creek MX Park
ローレンス兄弟、スプリングクリークMXでも圧倒的な強さを継続

・ ジェット・ローレンスが2-1のモト成績で総合優勝を果たし、連勝記録を更新
・ ハンター・ローレンスが1-2の力強い走りで総合2位を獲得
・ 下田丈が250クラスで総合3位を獲得

Honda HRC Progressiveは、ミネソタ州ミルビルのスプリングクリークMXパークで開催されたAMAプロモトクロス選手権(AMA-MX)第7戦において、引き続き圧倒的な強さを見せました。プレミアクラスでは、ジェット・ローレンスとハンター・ローレンス兄弟がモト勝利と2位を交互に取り合い、ジェットがモト2の結果で上回ったことで総合優勝を果たしました。一方、下田丈は250クラスで安定した走りを見せ、総合3位に入りました。

450クラスのモト1では、ジェットがホールショットを決め、ハンターがすぐ後ろの2番手につけました。しかし、ジェットは1周目に軽く転倒してしまい、11位まで後退。代わってハンターが先頭に立ちました。ジェットはすぐに再スタートを切り、猛烈な追い上げを開始。1周目終了時点で10位、そこから4周後には6位まで浮上しました。5周目にはこの周回中だけで3台を抜いてトップ3に入り、次の周にはイーライ・トマックを抜いて2位に浮上しました。一方、ハンターはミスのない完璧な走りでトップを維持し、最終的にはジェットに15秒差をつけて勝利しました。

モト2でもローレンス兄弟はCRF450RWEを駆使して完璧なスタートを決め、ジェットがハンターをリードしてホールショットラインを通過しました。2人はそのまま首位をキープし続け、スタートからフィニッシュまでレースを完全に掌握。他の選手たちを大きく引き離し、最終的に3位の選手はハンターから40秒差でゴールする結果となりました。両モトでの圧倒的な結果により、Honda HRC Progressiveはこの日を完全制覇。ジェットがハンターを僅差で上回り、総合優勝を手にしました。

下田丈は250クラスのモト1で好スタートを切り、ホールショットラインを3番手で通過。先頭グループで安定した走りを見せました。2周目に4位へと後退したものの、8周目以降は再び勢いを増し、13周目には見事なパスで首位に立ちました。次の周には再び2位に下がったものの、そのまま食い下がり、首位と1秒差以内でフィニッシュしました。

モト2では、序盤から2位を走行し、4周目にリードを奪いました。しかし、リアブレーキの不具合により一時コースアウトしてしまい、リズムを崩した結果、最終的には4位でフィニッシュしました。それでも安定した2-4の成績により、下田は総合3位を獲得しました。

NOTES

・ ミネソタ州モンティセロに拠点を置くMoon Motorsportsは、スプリングクリークの会場でHonda HRC Progressiveのピットに加わり、CRF450RとDax 125を展示しながら、来場者やファンとの交流を行いました。

・ ノルウェー出身のライダー、コーネリウス・トンデルは、JWR CRF450Rで参戦し、スプリングクリークで全米遠征を締めくくりました。今回もHonda HRC Progressiveのピットを拠点に活動し、モトでは17位と39位の成績で、総合21位となりました。

・ ジェット・ローレンスは450クラスの予選総合で1秒以上の差をつけてトップタイムを記録し、ハンター・ローレンスが2位に続きました。JWR Honda Racingのコーネリウス・トンデルは11位で、ヘンリー・ミラー(MX6 Racing)が16位、ジェレミー・ハンド(Valley Motorsports)が18位、ジョン・ショート(McGinley Clinic)が21位と続きました。その他のHondaライダーでは、ブラッド・トッド(Ace Motorcycles)が26位、ザック・ウィリアムズ(Williams Racing)が32位、ブランドン・レイ(Raylentless Racing)が34位でした。Western Hondaのハンター・シュロッサーはラストチャンス予選で3位に入り、モト出場を果たしました。

・ 下田丈は250クラスの予選総合で10番手タイムを記録しました。その他のHondaライダーとしては、ランス・コブッシュ(SPR)が22位、TiLube Honda Racingのアイザイア・クラークとマーク・フィニスがそれぞれ31位と32位でした。Phoenix Racing HondaのTJ・オルブライトはラストチャンス予選で2位に入り、モト出場を決めました。

・ Honda HRC Progressiveのライダーたちは、4つのモト中3つで最速ラップを記録しました。ジェットは450クラス両モトでベストタイムをマークし、下田は250クラスのモト2で最速タイムを記録しました。

・ ジェットが今大会で挙げた総合優勝は、プレミアクラスにおけるスプリングクリークでの2度目の快挙となりました。これまで同会場で優勝を飾ったHondaライダーには、ボブ・ハンナ(2勝)、ロン・ラシーン、リッキー・カーマイケル(2勝)、イーライ・トマック、そしてジェット・ローレンス(2勝)が名を連ねています。

・ 今大会での勝利により、ジェットのプレミアクラスでの総合優勝回数は23戦中22勝目 となり、通算勝利数でリック・ジョンソンと並び、歴代5位タイとなりました。

・ ジェットは450クラスのタイトル争いで引き続きリードを保っており、2位のハンターに51ポイントの差をつけています。ハンターも3位に39ポイント差をつけており、依然として2位を堅守しています。250MXクラスでは、下田が首位に45ポイント差の2位につけており、3位以下には62ポイントの大差をつけています。

・ 次戦、AMAプロモトクロス選手権(AMA-MX)第8戦は、ワシントン州のワシューガルMXパークにて、7月19日に開催予定です。


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Jett Lawrence
Jett Lawrence 18
Honda HRC Progressive
全体的に見て、良い一日でした。モト1ではミスをしてしまいましたが、挽回して2位でフィニッシュできましたし、モト2では力強い走りができて勝利を収めることができました。路面はところどころ滑りやすくてタフでしたが、うまく対応できて、勢いを維持できたことに満足しています。

Hunter Lawrence
Hunter Lawrence 96
Honda HRC Progressive
今日の結果には満足しています。1-2で総合2位は上出来だと思います。チームは一生懸命マシンを仕上げてくれていて、現状には非常に手応えがあります。ジェットも自分も良い走りができましたし、2台の赤いバイクが前を走るのはいつ見てもクールですね。次戦ではもう一つ順位を上げられるように、引き続き頑張ります。

Jo Shimoda
Jo Shimoda 30
Honda HRC Progressive
全体としては、今日もまた良い一日だったと思います。今のバイクの状態にも、自分のスピードやフィジカルにも満足しています。モト2ではブレーキのトラブルに見舞われて少し運がなかったですが、今後はスタートをしっかり決めて、自分の力を出し切ることが大事だと思っています。残り数戦となりましたが、正直、すごく楽しみです。現在ポイントランキングで2位をキープしているので、再び勝ちたい気持ちでいっぱいです。

Lars Lindstrom
Lars Lindstrom -
Honda HRC Progressive
またしても素晴らしい週末でした。3人全員が同時に良い走りを見せてくれて、本当にクールでした。丈には申し訳ない気持ちです。あのレースは彼が勝てる展開だったのに、ブレーキのトラブルで彼をサポートしきれませんでした。特にマウント・マーティン頂上からの過酷な下りセクションがあり、丈は他のライダーよりもリアブレーキを多く使う傾向があるので、今後は彼専用に少し対応を変える必要があるかもしれません。450クラスのレースは本当に見応えがありました。まるで2022年に250クラスで兄弟がバトルしていた頃を思い出させるような展開でした。今日のハンターは別次元の走りをしていて、誰かがジェットを打ち負かした数少ない瞬間だったと思います。彼をとても誇りに思います。モト2ではまさにお手本のような展開で、ハンターはジェットに全力でプレッシャーをかけていました。見ていて本当に楽しかったです!そして今日は、ポイント面でも素晴らしい日となりました。我々は450クラスで3位の選手に大きなリードを築いていますし、丈も250クラスで3位に大差をつけています。これからも勝利を目指してプッシュしていきます。


250MX Standings

Pos.

Rider

Num.

Team

Constr.

Pts

1

Haiden DEEGAN

1

Monster Energy Star Racing Yamaha

Yamaha

321

2

Jo SHIMODA

30

Honda HRC Progressive

Honda

276

3

Levi Kitchen

47

Monster Energy Pro Circuit Kawasaki

Kawasaki

214

4

Garrett MARCHBANKS

36

Monster Energy Pro Circuit Kawasaki

Kawasaki

214

5

Tom VIALLE

16

Red Bull KTM Factory Racing

KTM

202

6

Mikkel Haarup

107

Triumph Racing Factory Team

Triumph

182

9

Chance HYMAS

10

Honda HRC Progressive

Honda

132

27

Mark FINEIS

62

Tilube Honda Racing

Honda

12

30

Lance KOBUSCH

195

SPR

Honda

6

33

Gavin TOWERS

115

Phoenix Racing Honda

Honda

4


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