450MX Moto2
AMA MX 2024
Round 9

ハンター・ローレンスが2025年型CRF450Rのデビューウインを飾る

us Unadilla MX
ハンター・ローレンスが2025年型CRF450Rのデビューウインを飾る

・ハンター・ローレンスが大会総合2位(1-2)で表彰台に立つ

・チャンス・ハイマスは250MXモト1独走中にクラッシュ

・モト2の転倒で下田丈が鎖骨骨折


8月10日(土)、ニューヨーク州北部のユナディラでAMAプロモトクロス選手権(AMA-MX)第9戦が開催されました。ハンター・ローレンス(Team Honda HRC)は今大会から2025年型のCRF450Rに乗り換え、モト1でニューマシンの戦闘力を証明するデビューウインを果たし、大会総合2位(1-2)を獲得しました。Team Honda HRCのこの好成績は、250MXにおける不運なリザルトを補って余りあるものでした。250MXのチャンス・ハイマス(Team Honda HRC)とチームメートの下田丈は、両者ともトップを狙える力強い走りを披露しましたが、クラッシュによって優勝を逃してしまいました。

450MXモト1ではH.ローレンスがニューマシンでの初レースに臨み、スタートで2番手につけました。一瞬チェイス・セクストン(KTM)に先行されたもののすぐに抜き返し、さらにアーロン・プレシンガー(KTM)もパスして、1周目からトップに躍り出ます。そこから終始セクストンの猛追を受けて、レース中盤にはリードを奪われましたが、H.ローレンスが劇的な逆転に成功し、エキサイティングな勝利を手にしました。

モト2のスタートでは、ゲートが下がるタイミングが通常よりも遅かったようで、第1コーナーを10番手でクリア。1周目を消化した時点で6番手に上がり、レースの折り返し点では4番手まで浮上。終盤でも力強さを発揮したH.ローレンスは2位までポジションを上げてゴールし、総合2位を獲得しました。ディラン・フェランディス(Phoenix Racing Honda)も印象的な走りで総合4位(6-3)に入りました。

250MXモト1では、ハイマスがホールショットラインを7番目に通過。しかし、彼が最速のライダーであることはすぐに明らかになりました。計時予選で2番手に約2秒もの差をつけていたハイマスは、1つのコーナーで2台をパスするなどオーバーテイクを重ねて、1周目からトップに立ちました。レースリーダーになったハイマスはマージンを5秒以上も蓄えましたが、残り5周となった下り坂で激しい転倒を喫し、1周遅れの32位でレースを終えました。一方の下田は、1周目10番手から集団の中を這い上がり、4位でフィニッシュしました。

モト2では4番手からのスタートだった下田が、2番手で1周目をクリアしました。リーダーを射程に捉えるポジションでレースの大半を消化した下田ですが、残り4周でコーナリング中に転倒。大事には至らないように見えた倒れ方でしたが、鎖骨が折れてしまいリタイアを余儀なくされました。一方、ハイマスはモト1でのクラッシュによる影響があり、4周を終えた後にリタイアしました。

NOTES

・ハイマスは午前中に行われた計時予選で250MXのポールポジションを獲得、下田は6番手でした。H.ローレンスは450MXで4番手でした。
・ハイマスはモト1でファステストラップ(2分15秒034)を記録。モト2では下田が最速タイム(2分16秒457)を刻みました。


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Hunter Lawrence
Hunter Lawrence 96
Team Honda HRC
2025年モデルのすばらしいデビュー戦になりました。我々は終日セッティングを見直して、その変更がレースでうまく発揮されました。ニューマシンでレースができるようにやり遂げてくれたチームとHondaの関係者全員に感謝の意を表します。ここに到達するためにどれほど頑張ってきたかを知っているので、みんなに感謝したいです

Chance Hymas
Chance Hymas 48
Team Honda HRC
 こんなはずじゃなかったという気持ちです。今シーズンで一番乗れていたのに、勝てなかったのが残念でなりません。優勝を逃してしまい、チームには申し訳なく思いますが、アップダウンがあっても常に私を支えてくれたことに対し心から感謝しています。打撲で済んだことが不幸中の幸いです 

Jo Shimoda
Jo Shimoda 30
Team Honda HRC
 トップ争いをするのは最高の気分でしたが、残念ながら思い通りの成果が得られませんでした。鎖骨が折れてしまい、プレートを入れることになりました。望んでいた結末ではないですが、ケガが治ったらもっと強くなって復帰します 


250MX Standings

Pos.

Rider

Num.

Team

Constr.

Pts

1

Haiden Deegan

38

Monster Energy Yamaha Star Racing

Yamaha

408

2

Levi Kitchen

47

Monster Energy Pro Circuit Kawasaki

Kawasaki

338

3

Tom Vialle

16

Red Bull KTM Factory Racing

KTM

327

4

Jo SHIMODA

30

Team Honda HRC

Honda

289

5

Chance Hymas

48

Team Honda HRC

Honda

275

6

Ty MASTERPOOL

29

Monster Energy Pro Circuit Kawasaki

Kawasaki

259

34

Jake Cannon

359

Mobile X Firepower Honda

Honda

4

36

Parker Ross

302

SLR Honda

Honda

2


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