450MX Moto2
AMA MX 2024
Round 8

下田が総合3位で表彰台を獲得

us Washougal MX Park
下田が総合3位で表彰台を獲得

・450MXでハンター・ローレンスが総合4位(5-4)入賞
・負傷をおして出場したチャンス・ハイマスが250MXで総合9位(8-12)


7月21日(土)、太平洋岸北西部ワシントン州ワシューガルで、AMAプロモトクロス(AMA-MX)第8戦が行われました。450MXのハンター・ローレンス(Team Honda HRC)は、計時予選でポールポジションを獲得しましたが、シーズンを通して発揮してきたペースをつかむことができず、450MX初年度のアウトドアで初めて表彰台を逃し、総合4位(5-4)にとどまりました。250MXでは、下田丈(Team Honda HRC)が総合3位(3-3)を獲得し、今シーズン3度目の表彰台登壇を果たしました。チームメートのチャンス・ハイマスは、前戦で負傷した右足首のひどい痛みをこらえて出場。モト1、モト2ともに完走し、総合9位(8-12)に入りました。

450MXモト1では、1周目3番手からスタートしたH.ローレンスですが、2周目からは4番手に下がって機をうかがいました。ワシューガルはパッシングが難しいコースにもかかわらず、H.ローレンスはレースの中間地点辺りで2台を抜いて2番手に浮上します。ところが、その直後にコーナーでフロントを滑らせて転倒し5番手まで後退。そのまま5位でフィニッシュしました。ディラン・フェランディス(Phoenix Racing Honda)は6位でチェッカーを受けました。

450MXモト2では、2番手スタートだったH.ローレンスがすぐにリーダーになりましたが、滑りやすい路面で必要なペースを保てず4位でゴールしました。H.ローレンスは総合4位(5-4)、フェランディスは総合6位(6-5)でした。

250MXモト1では、6番手からスタートした下田がレース前半を5番手で消化しました。後半も追い上げを続け、3位でチェッカーを受けました。ハイマスはスタート7番手から痛みと戦いながら走り、8位でフィニッシュしました。

250MXモト2では、下田がスタート6番手から着々とポジションを上げました。得意のフープスをパッシングポイントとして利用しながら、4周目に4番手、6周目には3番手に浮上。最終的に両レースとも3位で終えた下田は総合3位を獲得しました。ハイマスは第1コーナーでの転倒によりまた足を痛めたものの、猛然と追い上げ完走。12位でフィニッシュし、総合9位(8-12)でした。

NOTES

・先週、右足首に重度の捻挫を負ったハイマスは、ワシューガルでは出場を危ぶまれていました。しかし、計時予選で感触を確認したところ、モト1だけでも出走する決意を固め、最終的にはモト2にも挑み、完走しました。
・ワシューガルでは、軍隊に対する感謝がテーマに掲げられ、多くのライダーがウエアやマシンにミリタリールックを施しました。Team Honda HRCは、アパレルスポンサーであるTrueTimberのバイパーアーバン迷彩パターンをあしらった、スペシャルグラフィックで参戦しました。
・背中の負傷で前2大会を欠場していた、メカニックのキャメロン・キャメラは、H.ローレンスの担当として復帰しました。
・午前中に実施された計時予選では、H.ローレンスが450MXで最速タイムを記録し、モト1のゲートピック1番目を獲得しました。250MXの計時予選では、ハイマスが7番手、下田が9番手でした。
・ワシューガルは、450MX1年目のH.ローレンスにとって、初めて総合表彰台を逃したレースになりました。また、Hondaとしては2021年シーズンの最終戦以来初めての450MX表彰台陥落でした。なお、H.ローレンスは450MXのタイトル争いにおいて、チェイス・セクストン(KTM)から28点ビハインドで総合2位をキープしています。
・この後、アメリカのモトクロス界ではアマチュア全米大会があるため、AMA-MXは一時中断され、8月10日(土)の第9戦ユナディラから再開となります。


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Hunter Lawrence
Hunter Lawrence 96
Team Honda HRC
今週末の後、自分を見つめ直して再評価するつもりです。レッドバッド以来、少しスランプのようで苦しんでいます。あのクラッシュの後は、以前の自分とは別人のようです。そこで一度振り出しに戻って、自分自身についてプランを立て直してみようと考えています。このところ2週連続でよかったレースが一つもありません。実に珍しいことですが、この後の休みを利用して体調を100%整え、最後の3戦を全力で戦えるようにしたいです

Jo Shimoda
Jo Shimoda 30
Team Honda HRC
総合3位(3-3)はかなりいいリザルトです。追いつくにはもう少しペースを上げないといけません。スタートがよくなってきたのがうれしいです。ユナディラではすべてをまとめられたらよいと思っています

Chance Hymas
Chance Hymas 48
Team Honda HRC
ワシューガルは厳しかったです。ここに来るまでは、レースに出られるかどうか分からなかったくらいです。テーピングなどで一日中お世話になり、スタートラインに導いてくれたドクターG(レイ・グバニック)に、心から感謝しています。モト2のスタートでクラッシュしたのは残念です。ヒザをひねって足首が痛くなったため、つらいレースになりました。それでもベストを尽くして完走し、なんとかポイントを取れたのが幸いです


250MX Standings

Pos.

Rider

Num.

Team

Constr.

Pts

1

Haiden Deegan

38

Monster Energy Yamaha Star Racing

Yamaha

361

2

Tom Vialle

16

Red Bull KTM Factory Racing

KTM

307

3

Levi Kitchen

47

Monster Energy Pro Circuit Kawasaki

Kawasaki

291

4

Chance Hymas

48

Team Honda HRC

Honda

275

5

Jo SHIMODA

30

Team Honda HRC

Honda

271

6

Ty MASTERPOOL

29

Monster Energy Pro Circuit Kawasaki

Kawasaki

233

32

Jake Cannon

359

Mobile X Firepower Honda

Honda

4


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レポート公開日
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