450MX Moto2
AMA MX 2024
Round 4

ジェット・ローレンスがパーフェクトウイン

us High Point Raceway
ジェット・ローレンスがパーフェクトウイン

・ ハンター・ローレンスが総合3位(2-3)に入賞し450MXの首位をキープ
・ 250MXではチャンス・ハイマスが連続で表彰台(4-3)
・ 下田丈は総合4位(3-5)


6月15日(土)にペンシルベニア州マウントモーリスで開催された、AMAプロモトクロス選手権(AMA-MX)第4戦ハイポイント・ナショナルで、ジェット・ローレンス(Team Honda HRC)が今季3度目の総合優勝(1-1)を果たしました。コースコンディションが難しく、第2戦のクラッシュで負傷した肩が完治していないこともあり苦戦を強いられたJ.ローレンスでしたが、見事な2連勝です。450MXモト1では兄のハンター・ローレンス(Team Honda HRC)、モト2ではチェイス・セクストン(KTM)がそれぞれ立ちはだかったものの、J.ローレンスは力を振り絞り、両レースで勝利を収めてパーフェクトウインを達成。タイトル争いにおけるビハインドを16点から8点に半減させました。首位に立っているH.ローレンスは、総合3位(2-3)を獲得し、開幕戦から表彰台に上がり続けています。これにより、H.ローレンスは総合ランキング首位の象徴としてマシンに装着するレッドプレートを維持しました。250MXでは、チャンス・ハイマス(Team Honda HRC)が総合3位(4-3)、下田丈(Team Honda HRC)が総合4位(3-5)に入賞しました。

450MXモト1では、CRF450RWEを駆るH.ローレンスとJ.ローレンスが、ホールショットラインを1-2で通過しました。ローレンス兄弟は2022年に250MXで争っていたころを想起させるような激しいバトルを展開。4周目にH.ローレンスにミスがあってポジションが入れ替わったものの、2人はフィニッシュまで僅差のまま競り合いを続け、3位のライダーに36秒以上の差をつけました。

モト2では、J.ローレンスが2番手、H.ローレンスが5番手からスタートしました。2周目には3番手まで浮上したH.ローレンスですが、3周目にセクストンに先行を許してしまいました。J.ローレンスは、5周目にジェイソン・アンダーソン(カワサキ)を抜いてリーダーになったものの、セクストンにかわされてからは一転して追う立場に。12周目にセクストンが転倒したことでし烈な首位争いに決着がつき、トップに返り咲いたJ.ローレンスが優勝、H.ローレンスは3位でフィニッシュしました。

250MXモト1では、好スタートを切ったハイマスが1周目からトップに躍り出ました。下田はタイ・マスタプール(カワサキ)を挟んで3番手につきました。トップ3による接戦の末、ハイマスがミスによって3番手に後退してしまいました。終盤になると、後方から追い上げてきたヘイデン・ディーガン(ヤマハ)に下田とハイマスは抜かれてしまい、下田は3位、ハイマスは4位でチェッカーを受けました。

モト2では、下田が6番手、ハイマスが7番手で1周目をクリアしました。ここから猛チャージを開始したハイマスは、レースの折り返し点に差しかかった7周目にはトップに浮上。その後5周にわたってリードを守りましたが、終盤にペースが乱れて3位でフィニッシュしました。ハイマスは総合3位(4-3)で、2戦連続の表彰台。下田は総合4位(3-5)でポイント獲得です。

NOTES

・ H.ローレンスは、プレミアクラス初のレッドプレートをCRF450RWEに装着して参戦。そして、本大会でもポイントリーダーを維持できたため、その証しを死守しました。
・ ハイポイント・ナショナルの歴史上、Hondaはプレミアクラス(450MX/250MX)の総合優勝(15勝)とモト優勝(30勝)の最多記録を保持しています。その栄えあるレッドライダーの内訳は、ジミー・エリス、ボブ・ハンナ、リック・ジョンソン(2勝)、ジェフ・スタントン(2勝)、ダグ・ヘンリー、デイモン・ブラッドショー、エズラ・ラスク、リッキー・カーマイケル(4勝)、そして今大会のウイナーのJ.ローレンス(2勝)です。
・ AMA-MXの連戦に、今季最初の小休止が入ります。J.ローレンスにとっては、肩の負傷を癒やす時間ができます。第5戦は6月29日(土)、マサチューセッツ州サウスウィックのザ・ウィック338で開催されます。


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Jett Lawrence
Jett Lawrence 1
Team Honda HRC
セクストン選手の走行ラインがよかっただけに、彼の転倒は残念でした。あのレースは間違いなくセクストン選手のものでした。今日はあまり調子がよくなかったし、肩の疲れも残っていました。それもあって少し苦戦をしましたが、幸運の女神が微笑んでくれたようで、総合優勝できてよかったです。そして来週はオフになりますが、今の自分には本当に休みが必要です

Hunter Lawrence
Hunter Lawrence 96
Team Honda HRC
モト2でもう少しうまく走りたかったけど、モト1からの流れがありませんでした。モト2の結果はあまりうれしくありませんが、素直に受け入れたいと思います。ようやく迎えたオフですが、家でゆっくり過ごした後、2週間後のサウスウィックに全力で臨みます

Chance Hymas
Chance Hymas 48
Team Honda HRC
依然としてモト1が課題で、このクラスにおける自分のポジションを確立しようとしています。総合ランキングで2位につけているのはすごいことですが、自分が目指している場所に到達するにはまだまだ道のりは険しいです。もっとスピードとスマートな判断力を身に付けなければなりません。シーズン終了までバトルが続くと思いますが、今のところ自分の位置には満足しています

Jo Shimoda
Jo Shimoda 30
Team Honda HRC
たぶん今日は、アウトドアシーズンのベストレースでした。全体的にスタートがうまく決まり、前の方で戦いながらリーダーたちを目にすることができてよかったです。もう少し調子を上げる必要があることは自覚しています。スピードが足りませんが、目指すところにかなり近づいてきています


250MX Standings

Pos.

Rider

Num.

Team

Constr.

Pts

1

Haiden Deegan

38

Monster Energy Yamaha Star Racing

Yamaha

191

2

Chance Hymas

48

Team Honda HRC

Honda

159

3

Tom Vialle

16

Red Bull KTM Factory Racing

KTM

153

4

Levi Kitchen

47

Monster Energy Pro Circuit Kawasaki

Kawasaki

144

5

Jo SHIMODA

30

Team Honda HRC

Honda

136

6

Ty MASTERPOOL

29

Monster Energy Pro Circuit Kawasaki

Kawasaki

116


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