450MX Moto2
AMA MX 2024
Round 3

Team Honda HRC全員が好成績を収め、目標達成に向けて一歩前進

us Thunder Valley Motocross Park
Team Honda HRC全員が好成績を収め、目標達成に向けて一歩前進

・ ジェット・ローレンスが総合優勝(2-1)
・ 総合2位(1-2)のハンター・ローレンスが450MX総合ランキング首位に
・ チャンス・ハイマスがキャリア初のモトウインと自己ベストの総合2位(4-1)
・ 下田丈は堅実に総合4位(5-3)を獲得


AMAプロモトクロス選手権(AMA-MX)第3戦サンダーバレー・ナショナルが、6月8日(土)にコロラド州レイクウッドで開催され、Team Honda HRCの4人全員が、今季の目標達成に重要な一歩となる好成績を収めました。

第2戦でアウトドアモトクロスにおける自己ワーストリザルトに甘んじたジェット・ローレンス(Team Honda HRC)は、激しい転倒の影響がまだ残っていたものの、今大会では450MXで総合優勝(2-1)を果たし、チャンピオン争いにおける後れを大きく取り戻しました。チームメートのハンター・ローレンスは、450MXでキャリア初のモトウインを達成し、総合ランキング首位に浮上。ポイントリーダーの印であるレッドプレートを初めてゲットしました。

250MXでは、チャンス・ハイマス(Team Honda HRC)もモト初勝利を挙げ、表彰台に初めて登壇しました。チームメートの下田丈は、モト2で今季ベストの3位フィニッシュを果たし、総合リザルトでも第1戦6位(8-6)、第2戦5位(7-5)に続き、今大会では4位(5-3)と着実に成果を積み上げています。

450MXモト1では、H.ローレンスが4番手、J.ローレンスが5番手で1周目をクリアしました。着実に前進を続ける兄弟は、ジェイソン・アンダーソン(カワサキ)、ジャスティン・バーシア(ガスガス)、ジャスティン・クーパー(ヤマハ)を抜き去り、残り3分となった12周目に1番手と2番手に浮上。そのまま優勢を保ったローレンス兄弟が、1-2フィニッシュを達成し、H.ローレンスにとっては自身初の450MXモトウインとなりました。

その後のモト2では、H.ローレンスが2番手で第1コーナーをクリア、その背後にJ.ローレンスが続きました。1周目に2人はチェイス・セクストン(KTM)に先行されましたが、数周後にセクストンが転倒したことで、ポジションを戻します。残り6周でJ.ローレンスはH.ローレンスを抜いて2番手に浮上。さらに残り4周でリーダーのクーパーも攻略。兄弟による一騎打ちの優勝争いは、最終ラップに2人がそろってファステストラップを叩き出すほどにし烈を極めましたが、J.ローレンスが1秒差でH.ローレンスを振り切りました。モト1とは逆転した順位になり、モト2の成績を優先する総合成績では、J.ローレンスが優勝(2-1)、H.ローレンスが2位(1-2)を獲得しました。

250MXモト1では、ハイマスがスタートから20分以上3番手を走っていましたが、レース終盤にリーバイ・キッチン(カワサキ)に抜かれて4位でゴールしました。一方、下田は1周目9番手から追い上げを開始し、チームメートのすぐ後ろの5位でチェッカーを受けました。

250MXモト2の第1コーナーでトップに躍り出たのは、CRF250Rを駆るハイマス。序盤にヘイデン・ディーガン(ヤマハ)を突き放したハイマスは、好調な走りを最後まで貫き、約4秒差で勝利をつかみました。一方、下田は1周目6番手から冷静にポジションを上げ続け、最終ラップではディーガンの背後にまで迫りました。3位フィニッシュを遂げた下田は、総合4位(5-3)で大会を終えました。

NOTES

・ 午前中に実施された計時予選では、J.ローレンスが450MXで最速ラップタイムを記録し、H.ローレンスは2番手でした。250MXでは、ハイマスが予選3番手、下田が4番手でした。
・ 450MXの決勝では、両方のモトでJ.ローレンスとH.ローレンスが、最速ラップタイムリストの1と2位を独占しました。250MXモト2では、ハイマスが最速タイムを刻みました。
・ 開幕以来、安定した成績を収めているH.ローレンスは、キャリアで初めて450MXの総合ランキング首位に立ち、2位のセクストンに6ポイント差をつけています。彼のCRF450RWEは、次週ペンシルベニア州マウントモーリスで開催されるハイポイント・ナショナルで、レッドプレートに換装されます。先週のクラッシュで後退したJ.ローレンスは、首位との差を24ポイントから16ポイント差に縮めて3位につけています。250MXでは、ハイマスが現在総合ランキング2位につけ、首位ディーガンを23ポイント差で追いかけています。


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Jett Lawrence
Jett Lawrence 1
Team Honda HRC
モト1よりモト2の方が大変で、終盤は足が疲れてくたくたになってしまいました。3番手につけていた時、そこで妥協するか、それとも先行する2人を追い抜くか、どちらかを判断する必要があったのですが、少しでもポイントを稼がないといけないのは分かっていたので、集中してチャージを続けました。優勝に加えて多くのポイントを獲得できたのでうれしいです。さあ、来週からは東部ラウンドです 

Hunter Lawrence
Hunter Lawrence 96
Team Honda HRC
すばらしい一日だったことは確かです。ただ、ちょっと変な言い方かもしれませんが、レッドプレートよりも総合優勝の方が欲しかったですね。今週はマシンセッティングを大きく変えたのですが、今日はそれが功を奏しました。テストを重ねて成果が表れた時は、いつだって気分がいいものです。250MXと比べてパワフルな450MXは、特にスタートでのコントロールが大変なので、競争力を上げるにはセットアップがカギになります 

Chance Hymas
Chance Hymas 48
Team Honda HRC
チームのために総合2位を達成できて最高です。彼らは私が最低の状態だった時にも見守ってくれましたし、これまでの私の取り組みもずっと見ていてくれました。最近はマシン作りだけでなく、私の食事についても分かってきたので、それが大きなカギとなりました。昨年のケガをする前のコンディションにやっと戻れたような気がします 

Jo Shimoda
Jo Shimoda 30
Team Honda HRC
今週末はまた一段と成長しました。初めて自分らしい走りができたような感じです。この1カ月間、何度もマシンテストを行ってきたのですが、それがようやく実を結んできたようです。今日は速いペースを保てることが分かったので、大きな自信になりました。あとはスタートをうまく決めるだけでしょう。それから、ハイマス選手、おめでとう! 


250MX Standings

Pos. Rider Num. Team Constr. Pts
1 Haiden Deegan 38 Monster Energy Yamaha Star Racing Yamaha 144
2 Chance Hymas 48 Team Honda HRC Honda 121
3 Tom Vialle 16 Red Bull KTM Factory Racing KTM 121
4 Levi Kitchen 47 Monster Energy Pro Circuit Kawasaki Kawasaki 119
5 Jo SHIMODA 30 Team Honda HRC Honda 99
6 Jalek SWOLL 33 Triumph Factory Racing Triumph 93

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