450MX Moto 2
AMA MX 2022
Round 8

450MX セクストンが総合優勝(2-1)を飾る

us Washougal MX Park

AMAプロモトクロス選手権第8戦ワシューガルナショナルが、ワシントン州で開催されました。450クラスでは、チェイス・セクストン(Team Honda HRC)が開幕戦以来となる総合優勝。250クラスでは、ジェット・ローレンス(Team Honda HRC)が今季7度目の総合優勝を挙げ、レッドプレートをキープ。表彰台のセンターポジションは、CRF450RとCRF250Rによって独占されました。

450MX セクストンが総合優勝(2-1)を飾る

30分+2周で競われる決勝、450MXモト1では、セクストンが1周目からトップに立ちました。背後にはライアン・ダンジー(KTM)と入れ替わり、イーライ・トーマック(ヤマハ)。一方ケン・ロクスン(Team Honda HRC)は、スタート5番手から3番手まで浮上しましたが、大差をつけられて単独走行となりました。6周目にはトーマックに先行を許しましたが、セクストンは1秒を切る僅差で追走。終盤13周目には、目の前で転倒したトーマックに追突する形でセクストンもクラッシュしましたが、両者同時に再スタートして順位に変動がないままフィニッシュしました。ロクスンは4位でチェッカーを受けました。

450MXモト2では、セクストンがホールショットを取りました。2番手にはトーマックがつけて、息詰まる一騎打ちが始まります。レース半ばにはコンマ5秒差まで詰め寄られましたが、耐え抜いたセクストンがトーマックを振り切って優勝。開幕戦以来のオーバーオールウイン(2-1)を収めたセクストンですが、ポイントスタンディングはトーマックに5点ビハインドと変わらず。今大会のロクスンは、総合4位(4-6)でした。


250MX H.ローレンスが今季3個目のモトウイン

オーバーオール(2-2)はJ.ローレンスが制す

250MXモト1では、下田丈(カワサキ)、ハンター・ローレンス(Team Honda HRC)、J.ローレンスの順で1周目をクリアしました。三つ巴のトップ争いが後続を引き離し、過熱した5周目にはH.ローレンスが下田を抜き、レースの折り返し点ではセーフティリードを築きます。終盤13周目には、J.ローレンスが下田をパス。今シーズン3勝目を挙げたH.ローレンスに、J.ローレンスが続いて1-2フィニッシュを果たしました。

250MXモト2、1周目の上位陣はジャスティン・クーパー(ヤマハ)、下田、H.ローレンス、J.ローレンス。6周目にはH.ローレンスが転倒し、兄弟のポジションが入れ替わりました。後半に入ると、下田をパスしたJ.ローレンスが2番手に浮上。しかしクーパーとの4~5秒差を詰めることができずにチェッカー。クーパー、J.ローレンス、下田、H.ローレンスの順でゴールしました。この結果、J.ローレンスが今季7度目の総合優勝(2-2)をゲット。H.ローレンスは総合3位(1-4)。J.ローレンスのポイントリードは、28点に広がっています。


Chase Sexton
Chase Sexton 23
Team Honda HRC
最高でしたね! 始まりから気分がよかったし、クオリファイではトップじゃなかったけれど、マシンの感触は良好で一番重要なことでした。レースはたった70分の戦いでした。モト1は文字通りバトルで、ちょっとした取っ組み合いみたいなシーンもありました。彼が転倒し、私が後方から突っ込んだのです。モト2はメンタルな挑戦で、真後ろをマークされながらも終始ノーミスでした。ずっと彼の前を走ることができてうれしい。こういう勝ち方がしたいものです。スタートを失敗した相手に勝つのは楽だけど、もっと接戦を物にして勝ちたい。今日のレースは両方ともぴったりくっついていたので、夢のような最高の展開でした。そういうバトルをレースの終盤にしたいと思っていたのですが、ラストスパートをかけたら少しマージンが広がって現実になりました。今後のレースは流れが自分に向いてきたので、好成績が期待できそうです

Ken Roczen
Ken Roczen 94
Team Honda HRC
全力を注ぎ込む準備はできていたのですが、残念ながら私の免疫システムにやられたようでガッカリしています。木曜から気分がすぐれず、特に金曜は夜通し発熱とひどい頭痛に襲われました。たぶん何か病気にかかったみたいで、おかげでたいへんでした。そんなに暑くならなかったのが不幸中の幸いで、総合4位(4-6)でも納得しなければいけないと思います。ポディウムが指定席だと自覚していますが、スタートの失敗に足を引っ張られました。チームが私のことを信じて、努力してくれたことに感謝しています。これから2週オフになりますが、まずは体調を整えて練習を積んで、強気の勝負に打って出たい。次戦のユナディラが大好きだし、過去にも好成績を残してきたので、気持ちはとても前向きです。シーズン終盤戦を力強く締め括れるようにがんばります

Jett Lawrence
Jett Lawrence 1
Team Honda HRC
いつもとは違う変な一日でした。予選から決勝までずっと2位だったのに、それでも総合優勝をゲットできたなんて、本当にラッキーでした。少なくともモトウイン1個だけでも欲しかったけれど、まあこの結果を受け入れます。このコースで一番大きな要素は日影です。シーズンオフにここに来て、木々を全部燃やしてやろうかと思うくらいです。モト2では調子がよかったのに、ちょっとペースを上げて攻めたときに、日影のセクションで危ない瞬間がありました。ハンターがジョーを抜かなければ、総合優勝が確実だと分かっていたので、2位で我慢するのが安全だと考えました。大事なのは転倒するまで無理に攻めないことです。ちょっとブレイクを挟んで、この後にはユナディラやバッズクリークといった好きなコースが控えているので、このまま連勝を続けたいと思います

Hunter Lawrence
Hunter Lawrence 96
Team Honda HRC
うーむ、総合3位かぁ。嘘はつきません。もっと上位になるプランだったのに、うまく行きませんでした。そんなもんですよ。バイクも自分のライディングも調子がいいので、最後の4ラウンドも全力で勝負します


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