450MX Moto 2
AMA MX 2022
Round 6

セクストンが上位フィニッシュ(2-2)でレッドプレートを死守

us The Wick 338

AMAプロモトクロス選手権第6戦サウスウィックナショナルが、マサチューセッツで開催されました。今大会で全12戦シリーズのちょうど半分を消化しましたが、開幕戦以来Team Honda HRCは両クラスのランキング首位を快走しており、ポイントリーダーの証しであるレッドプレートを維持しています。

セクストンが上位フィニッシュ(2-2)でレッドプレートを死守

450MXのモト1では、ケン・ロクスン(Team Honda HRC)がホールショットを奪いました。クリスチャン・クレイグ(ヤマハ)、ライアン・ダンジー(KTM)を挟んで、チェイス・セクストン(Team Honda HRC)が1周目4番手。3周目からはクレイグ、ロクスン、セクストンというトップグループが固まりました。レースの折り返しに差しかかると、この上位陣に後方からイーライ・トマック(ヤマハ)が迫り、8周目以降はレースリーダーとなりました。後半は2番手に浮上したセクストンが、7秒ビハインドで2位フィニッシュ。ロクスンは6位でレースを終えました。

モト2では、ロクスンがこの日2度目のホールショットを取り、レース序盤をリードしました。背後にはアーロン・プレシンガー(KTM)、トマック、クレイグが控えていましたが、ロクスンは2秒前後のリードを確保しながら、15分すぎまでトップを走りました。後半になると、トマックとプレシンガーに先行されましたが、スタート7番手から追い上げてきたチームメートのセクストンが、14周目に2番手まで躍進。総合順位では、セクストンが2位(2-2)、ロクスンが4位(6-4)に入賞しました。この結果ランキング首位は変わらず、セクストンが1点差で、レッドプレートを死守しています。

250MXではダブルウイン(1-1)を遂げたJ.ローレンスが首位奪回

250MXのモト1では、ジェット・ローレンス(Team Honda HRC)がホールショットを取り、わずか2周で5秒のマージンを蓄えるダッシュを見せました。3周目に転倒を喫し、ジャスティン・クーパー(ヤマハ)に先行を許しましたが、次周にはリーダーに返り咲きました。前戦でポイントリーダーとなったハンター・ローレンス(Team Honda HRC)は、1周目9番手と出遅れ、5周目の転倒でさらに16番手まで後退を余儀なくされます。レース中盤の9周目には、スタート6番手だった下田丈(カワサキ)が2番手まで浮上しましたが、J.ローレンスが逃げきってトップチェッカー。H.ローレンスは6位まで這い上がってゴールしました。

モト2では、またしてもJ.ローレンスが好スタートを決めました。Team Honda HRCが今大会の決勝4レースすべてでホールショットを獲得したことで、CRF450RとCRF250Rのスタート性能が実証された形です。H.ローレンスは集団に飲まれながらも、8番手から6番手までポジションをアップさせました。レース序盤は、J.ローレンスとリーバイ・キッチン(ヤマハ)のデッドヒートが過熱しましたが、数周後にはマージンが拡大。後半になると上位陣は縦に広がり、J.ローレンス、キッチン、下田の順でフィニッシュしました。H.ローレンスは総合7位(6-8)。パーフェクトウインを飾ったJ.ローレンスは、兄に奪われていたレッドプレートを1週間で取り戻しました。


Chase Sexton
Chase Sexton 23
Team Honda HRC
モト1のスタートはそれほど悪くありませんでした。イーライ・トマックに抜かれたけれど、十分なポジションにつけていました。モト2のスタートはダメでした。スピンさせてしまい、出足はトップ10より後ろだったと思いますが、あそこから集団の中を這い上がるのは難しいものです。来週はスタート練習に集中するつもりです。なぜならスタートで前に出られたらすべてが楽になるからです。それはさておき、バイクの感触はよかったです。ただ、このコースにはあまりいい思い出がありません。過去ベストが総合7位だったので、今回の2位ははるかに好成績です。自分の走りにはとても満足しています。モト2では終盤になって元気が出てきたようです。全体的にポジティブだったし、次のレースにつなげていくつもりです

Ken Roczen
Ken Roczen 94
Team Honda HRC
なかなか苦しいレースでした。このコースがとてもユニークであることは明らかですが、自分自身とマシンを向上させようと努力しました。モト1では打ちのめされてしまい、何もできませんでした。受け入れたくないのですが、何もピンと来るものがなかったんです。モト2ではセッティングを少し変えてみて助かったのですが、これだという正解はまだ見つかっていません。私はがんばっているし、チームは私が求める物をすぐ用意してくれて、最善を尽くしています。今日の結果は望んでいたものではありませんが、モト2のリザルトが上向きだったことがうれしい。次戦のミルビルでは、もっと改善できるようにするつもりです

Jett Lawrence
Jett Lawrence 18
Team Honda HRC
よかったですね。予選は1位だったし、決勝でのスタートには本当に満足しています。モト2では出足がよかったものの、少し深いサンドに入ってしまいました。1コーナー進入では2番手だったのですが、うまくカットインできたのでホールショットをゲットしました。リーバイ・キッチンと競り合いましたが、周遅れを利用してリードを広げることができました。終盤は余裕のペースでした。今日のコースは大荒れだったけれど、マシンの調子は最高でよく走りました。レッドプレートを取り戻せたのでよかったですね

Hunter Lawrence
Hunter Lawrence 96
Team Honda HRC
昨年は1-1だったのですが、今回はひどいレースになりました。まるでジェットと私が配役を交代したみたいです。モト1のクラッシュのおかげで、来週は歯医者に行かなければなりません。ジャンプでラインが交錯して、転倒後にも他のマシンにヒットされました。できる限りのことをしたのですが、今はどうしようもありません。本当にたいへんな一日でしたが、反撃しますよ



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