450MX Moto 2
AMA MX 2022
Round 5

450MX オーバーオール2位(2-2)のセクストンがポイントリード守る

us RedBud MX

AMAプロモトクロス選手権第5戦が、ミシガンのレッドバッドで行われました。当地では9月にモトクロス・オブ・ネイションズの開催が予定されていることもあって、会場には例年を上回る熱狂的な雰囲気が満ちていました。Team Honda HRCは今大会限定仕様として、4台のマシンにレトログラフィックを採用しています。これは1996年のモトクロス・デナシオン(当時)にアメリカ代表として出場した、マクグラス車(CR250R)とラムソン車(CR125R)をレプリカしたものでした。

450MX オーバーオール2位(2-2)のセクストンがポイントリード守る

450MXモト1では、ケン・ロクスン(Team Honda HRC)が3番手、チェイス・セクストン(Team Honda HRC)が5番手で1周目をクリアしました。10分すぎにはセクストンが1ポジション上がり、ロクスンと縦列走行を続けながら、前を行くイーライ・トーマック(ヤマハ)とジョーイ・サバッチー(カワサキ)を追いかけました。セクストンは10周目にロクスンを抜くと、14周目にはサバッチーをパスして2番手に浮上。しかし残り3周という大詰めでトーマックは10秒先行しており、追い上げもここまで。セクストンは2位、ロクスンは4位でフィニッシュしました。

450MXモト2では、スタート直後から三つ巴の先陣争いが繰り広げられましたが、1周目の半ばでジャスティン・バーシア(ガスガス)を抜いたロクスンが、レースリーダーとなりました。セクストンは1周目6番手からポジションアップを図りましたが、5周目に先行車の転倒に巻き込まれながらも、タイムロスを切り詰めていきました。トップのロクスンは、1秒強のマージンを維持していましたが、レースの折り返し点をすぎるとトーマックに逆転され、それをきっかけに勢いを失いました。11周目にはセクストンがロクスンを抜いて2番手に浮上しましたが、6~7秒先を行くトーマックには届かず2位でフィニッシュ。ロクスンは7位でチェッカーを受けました。総合リザルトではセクストンが2位(2-2)、ロクスンが5位(4-7)。セクストンは7点差で、レッドプレートを守っています。

250MX H.ローレンス(2-2)がランキング首位に浮上

250MXモト1では、ハンター・ローレンス(Team Honda HRC)がホールショットを奪いました。ジェット・ローレンス(Team Honda HRC)は、下田丈(カワサキ)をパスして2周目2番手に浮上。6周目にはH.ローレンスを抜いて、J.ローレンスがリーダーになりました。ところが残り10分という局面で、マシントラブルによりJ.ローレンスがリタイア。終盤はH.ローレンスと下田によるトップ争いになりましたが、12周目に下田が先行し、H.ローレンスは2位でチェッカーを受けました。

250MXモト2では、H.ローレンスが1周目を2番手でクリアしました。J.ローレンスはモト1の順位によってゲートピック35位になりましたが、アウト側から巧みなスタートを決めて1周目8番手。3周目にはH.ローレンスがトップに立ち、5周目にはJ.ローレンスが2番手までたどり着きました。ここから先は兄弟によるトップ争いが激しさを増し、3秒差を逆転したJ.ローレンスが、10周目にリーダーに躍り出ました。終盤はJ.ローレンスが独走で逃げきり、2位H.ローレンス、3位には1周目の転倒から追い上げた下田が入りました。この結果、総合優勝は下田(1-3)。2位のH.ローレンス(2-2)がポイントリーダーとなり、レッドプレートをゲットしました。


Chase Sexton
Chase Sexton 23
Team Honda HRC
自分の走りにすごく満足しています。特にこういうサンディな状況において。これまでの何年かは、ここレッドバッドと、さらにディープサンドで知られるサウスウィックで苦戦してきましたが、今年はサンドライディングの秘訣をつかんでうまく乗れたような気がします。スタートは2回ともあまりよくなかったし、モト2では転倒したけれど、それほどガッカリしてはいません。最終的にはモトフィニッシュが1位か2位であれば、好位置につけられるわけですから。イーライ・トーマックとの一騎打ちがまだまだ続きそうなので、この先のバトルも楽しみにしています

Ken Roczen
Ken Roczen 94
Team Honda HRC
可能な限りトップを死守したかったのですが、今週は体調を崩していて、全身に疲れが残っていました。モト2ではスタミナを使い果たしてしまい、後方に下がるだけでした。この1週間は全然ライディングできず、ずっとカウチで横になっていたので、今大会に向けて理想的な状況ではなかったのです。来週はもっと攻められるように、体調を取り戻すつもりです

Hunter Lawrence
Hunter Lawrence 96
Team Honda HRC
モト1ではジェットの後ろについて、最後に仕掛けてやるつもりだったのですが、どういうわけかリタイアしたので『アイツはオレに譲ってくれたのか?』みたいな感じでした。でもその後から思うところがあって、安全運転モードに入りました。モト2ではあまりうまく乗れませんでした。ジョー・シモダを祝福させて下さい。彼はすごく乗れていました。レッドプレートというものは、いくら望んでもすぐに手に入るものではないし、理想的にカッコよくゲットできるとは限りません。それでもいただきます。今日はたいへんな一日だったけれど、最大限に利用させてもらいました

Jett Lawrence
Jett Lawrence 1
Team Honda HRC
今日は気分がよかった。このコースが大好きだし、モト1でマシンのハンドリングをかなりよくすることができたのです。1周目にライン取りを間違えて4番手に下がりましたが、何コーナーかで3番手に上がりました。ジョーとハンターを抜いた後、マシンの調子がおかしくなりパワーを失いました。トラブルはこの競技にはつきものだし、幸いなことにポイントリードが少しあったので助かりました。モト2のスタートはかなり外側からだったので、1コーナーをうまく回れなかったのですが、それでも抜きまくって勝ちました。レッドプレートを失うのは残念ですが、譲った相手がハンターだったことがせめてもの救いです


250MX Standings

Pos. Rider Num. Team Constr. Pts
1 Hunter Lawrence 96 Team Honda HRC Honda 218
2 Jett Lawrence 1 Team Honda HRC Honda 211
3 Jo Shimoda 30 Monster energy ProCircuit Kawasaki Kawasaki 182
4 Justin Cooper 32 Star Racing Yamaha Yamaha 159
5 Levi Kitchen 59 Star Racing Yamaha Yamaha 145
6 Michael Mosiman 29 Troy Lee Designs Red Bull GASGAS Factory Racing GasGas 141
25 Lance Kobusch 194 STR Honda Honda 12

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レポート公開日
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