450MX ポイントリーダーのセクストンが首位をキープ
AMAプロモトクロス選手権第2戦ハングタウンが、サクラメント郊外のプレイリーシティSVRAで行われました。開幕戦で全レース1-2フィニッシュを飾ったTeam Honda HRCは、今大会でも上位入賞を果たし、両クラスのポイントランキング1-2位をキープしています。
450MXモト1では、チェイス・セクストン(Team Honda HRC)がホールショットを奪いました。ジェイソン・アンダーソン(カワサキ)を挟んで、ケン・ロクスン(Team Honda HRC)が3番手。序盤から快走するセクストンは、10分すぎには6秒以上のマージンを蓄え、アンダーソンとロクスンも徐々に縦に広がる形となりました。大勢が決したように見えましたが、残り10分を切るとアンダーソンのスパートが始まり、13周目には逆転されます。セクストンは最後まで反撃を試みましたが、わずかに及ばす2位でゴール。ロクスンは3位でチェッカーを受けました。
450MXモト2では、アントニオ・カイローリ(KTM)が先行しましたが、1周目にロクスンとセクストンが前に出て、Hondaワンツー態勢を整えました。5周目にはセクストンがリーダーとなりましたが、レースの折り返し点に差しかかる頃、2番手にはイーライ・トーマック(ヤマハ)が浮上し、10周目にはトップの座を奪われてしまいました。セクストンは1~2秒差で追走しましたが、逆転には至らず2位でフィニッシュ。オーバーオール2位でポディウムに登壇しました。ロクスンは総合4位(3位-4位)。この結果シリーズランキングでは、セクストンとロクスンが1-2位を守っています。
250MX J.ローレンスが総合優勝(3位-1位)を飾る
250MXモト1では、ジェット・ローレンス(Team Honda HRC)が6番手、ハンター・ローレンス(Team Honda HRC)が7番手、やや出遅れたスタートになりました。J.ローレンスはカゼで体調を崩しており、苦しいレースになることが予想されていたものの、15分すぎには3番手までポジションを上げました。8周目にはH.ローレンスが弟をパスして前に出たのですが、直後に転倒を喫して6番手まで後退。それでも12周目には4番手に復帰しました。終盤は1~2位との距離を詰めましたが、オーバーテイキングに至らず、マイケル・モジマン(ガスガス)、ジャスティン・クーパー(ヤマハ)、J.ローレンス、H.ローレンスの順でチェッカーを受けました。
250MXモト2では、先行するクーパーを抜いてJ.ローレンスがトップで1周目をクリア。H.ローレンスは8番手からのレースとなりました。リーダーのJ.ローレンスは、クーパーに対するマージンを2秒まで広げます。10分すぎには、H.ローレンスが4番手まで到達。さらに前を行く下田丈(カワサキ)の転倒により、H.ローレンスは3番手に上がりました。最後まで我慢の走りを貫いたJ.ローレンスは、2秒差を保ってトップチェッカー。最終ラップでクーパーを攻略したH.ローレンスが続き、前戦同様の1-2フィニッシュ飾りました。表彰ポディウムは、J.ローレンスが総合優勝(3位-1位)、H.ローレンスが総合3位(4位-2位)。ポイントランキングは変わらず、ローレンス兄弟が1-2位を維持しています。