All-Hondaチーム・オーストラリアがモトクロス・オブ・ネイションズで2年連続優勝を達成

・ Honda HRC Progressiveのジェット・ローレンスとハンター・ローレンスが、カイル・ウェブスターとともに連覇達成
・ チーム・ジャパンの下田丈も450クラスデビュー戦で力強い走りを見せ、印象的なパフォーマンスを披露
Honda HRC Progressiveは日曜日、今年はアメリカ、インディアナ州西部のアイアンマン・レースウェイで開催されたモトクロス・オブ・ネイションズ(MXoN)で圧倒的な走りを見せ、忘れられないシーズンを締めくくりました。450クラスのローレンス兄弟がHonda Australiaのカイル・ウェブスターとともに、昨年オーストラリアに史上初のMXoN制覇をもたらした同じ布陣でタイトル防衛に成功しました。一方、普段はHonda HRC Progressive で250クラスに参戦している下田丈はCRF450RWEを駆り、チーム・ジャパンを11位に導きました。
「モトクロスのオリンピック」とも呼ばれるこの年次イベントでは、世界各国から3名編成の国別チームが参加し、スポーツ界屈指の栄誉あるタイトルを競い合います。今年はジェットがMXGPクラス、ハンターがオープンクラス、ウェブスターがMX2クラスに参戦し、それぞれHonda HRC Progressiveクルーが準備したCRFファクトリーマシンで戦いました。下田はオープンクラスに出場し、450クラスとしての初レースに挑みました。
モトクロス・オブ・ネーションズは3モト制で、各モトで2クラスが混走します。ジェットはモト1で優勝、モト3で3位に入り、MXGPクラス個人優勝を飾るとともにチーム・オーストラリアの総合優勝に大きく貢献しました。ハンターは数回の転倒を喫しながらも、オープンクラスで完璧な1-1をマークし、オーストラリアの優勝を決定づけました。ウェブスターは両モトで第1コーナーのクラッシュに巻き込まれるも、後方から追い上げて15位と13位を記録し、MX2クラス総合5位を獲得しました。ローレンス兄弟が3モトすべてを制覇し(各チーム最下位の結果を除外)、チーム・オーストラリアは合計19ポイントで2位のチームUSA(33ポイント)を大きく引き離して優勝しました。
下田丈も見事な走りで、週末を通して上位争いを展開しました。モト2ではホールショットを奪い2位でフィニッシュ。最終モトでは6位と安定した結果を残し、世界最高峰のライダーたちに臆することなく戦い抜いて、実りある2025年シーズンを締めくくりました。
例年同様、Hondaの国際的な存在感が際立っていました。Honda HRCのファクトリーチームとしてモトクロス世界選手権(MXGP)に参戦するティム・ガイザー(スロベニア代表)とルーベン・フェルナンデス(スペイン代表)がCRF450RWEで堅実な走りを披露。さらに、ブラジルのベルナルド・ティブルシオ、日本の大倉由揮もHondaライダーとして出場しました。American Honda、Honda Australia、Honda Europe、そして日本のHRCが一体となったこの取り組みは、世界舞台でのブランドの団結力と強さを再び示すものとなりました。
「ジェット、ハンター、丈、そしてカイルを本当に誇りに思います」とAmerican Hondaのレーシング&アドバタイジング・マネージャー、ブランドン・ウィルソンは語りました。「ハンターとジェットがオーストラリアを連覇に導いたことは素晴らしいことです。カイルもスタート直後のトラブルにもかかわらず強い走りを見せ、このイベントで勝つために必要な精神力を証明してくれました。チーム全員が成功を収め、しかもすべてHondaマシンで成し遂げた事実は、極めて特別なことです。さらに、丈がわずか5回の走行経験しかない450に乗って、世界トップクラスのライダーたちと競い合い、彼らを打ち負かす姿を見せてくれたことも実に印象的でした。素晴らしい形でシーズンを締めくくることができました。誰もの記憶に長く残るレースになるでしょう。この特別なイベントに参加した全ての国々におめでとうを、そしてこれを実現してくれたスタッフとスポンサーの皆様に心から感謝します」
チームUSAは、ヤマハとハスクバーナのマシンを駆る3名のライダーで挑み、母国開催のレースで堂々の総合2位を獲得しました。
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