2003年のロードレース世界選手権(MotoGP)125ccクラスに参戦以降、長年活躍しているベテランライダーです。

03年から15年まで、世界選手権を舞台に戦いを繰り広げた彼は、16年から活躍の場をFIM世界耐久選手権(EWC)に移しました。そのデビューシーズンでいきなりチャンピオンを獲得すると、翌17年も総合ランキング2位の好成績を収めます。

18年にF.C.C. TSR Honda Franceへ移籍し、総合ランキング2位。翌19年は総合ランキング3位と確かな実力を発揮しました。粘り強い走りとともに、速さも兼ね備えたライダーです。

そして22年、チームの4年ぶり2度目のタイトル獲得に貢献。23年は、チームのチャンピオン獲得こそ逃しましたが、ル・マン24時間レースで優勝、スパ8時間耐久レースで2位、鈴鹿8耐では3位と好成績を収めており、Hondaのマニュファクチャラーズタイトル獲得に貢献しました。