Race 2
IATC 2021
Round 1

古里太陽がレース2でも勝利。開幕戦を完勝!

qa Losail International Circuit

ロサイル・インターナショナル・サーキットで開催されたイデミツ・アジア・タレント・カップの開幕戦、レース2。土曜日に行われたレース1に続き、2戦目もIATCならではの激しい接戦となりました。

古里太陽がレース2でも勝利。開幕戦を完勝!

2021年、古里太陽はすばらしいシーズンスタートを切りました。レース1で圧倒的な強さを見せた古里は、日曜日もポールポジションから見事な走りを見せ、その強さが実力であることを証明しました。その後ろでは、濱田寛太とハキム・デニッシュによる2位争いが行われました。この戦いを制したのは、濱田。デニッシュは3位に甘んじましたが、今シーズン2回目の表彰台を獲得しました。

古里はポールポジションからのスタートでホールショットを奪い、デニッシュも好スタートを切って後続を引き離しました。序盤はゼッケン21番のダニエル・シャーリルが、トップを走る古里へ何度も後ろから迫る猛プッシュ。

しかし、周回を重ねるごとに古里はシャーリルとのギャップを広げていきました。古里は後ろを見て余裕があることを確認すると走りに集中。レース1でのレースペースをさらに上回る走りを見せました。

後続は、4人の集団にさらに後続の集団が追いつく展開に。8名のライダーが数珠繋ぎ状態となり、間隔を空けたり縮ませたりさせながら、表彰台をかけた大規模なバトルが繰り広げられました。

古里がウイニングラップを開始すると、2位争いは最終コーナーへ突入。再びゴールライン前のストレート上の争いとなりました。結果は、経験で勝る濱田が100分の2秒差でデニッシュに勝利。テストや土曜日のレース1でトップ5を逃していた濱田はトップ争いに返り咲きました。また、レース1から好調を維持しているデニッシュにとっては、土曜日に続いての表彰台獲得。実力を裏付ける結果となりました。

レース1では転倒を喫してしまった若松怜は、トップ集団を追いかけて4位。ポイントを獲得することができました。シャルル・シャリルと本郷雅也の8位争いは、シャルルが0.41秒差をつけて勝利。オーストラリア人のルーキー、マリアノス・ニコリスは10位でした。

最後まで順位は争われ、ヘルリアン・ダンディ、藤田哲弥、トム・ドラン、トゥラキジ・ブアパ、ウォッチャリン・トゥブティモンの順でフィニッシュ、ポイントを獲得しました。

レース1でクラッシュしたインドネシア出身のファディラ・アディタマは、この日も苦戦を強いられました。最終コーナーで転倒し、無事だったものの上位入賞を逃す結果に。来週末、同じロサイル・インターナショナル・サーキットで開催される第2戦では、雪辱を果たしたいところです。

4月2日~4日にかけて行われる第2戦は、古里がこのままさらに勢いづくのか、後続が差を縮めるのかが注目されます。




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