鈴鹿8耐予選1日目、Honda勢は6チームがトップ10トライアル出場へ
「鈴鹿8時間耐久ロードレース」(以下、鈴鹿8耐)の計時予選、ナイトセッションが行われました。4日は鈴鹿4時間耐久のフリー走行が行われましたが、強い雨が降ったり、やんだりの天候となり、5日の朝には、その雨の影響が残る中で、鈴鹿8耐のフリー走行が8時10分から2時間行われました。12時10分から、ブルー、イエロー、レッドライダーに分かれて、それぞれ20分の予選が2回行われます。世界耐久選手権(EWC)は、上位2人のライダーのベストタイムを合算した平均タイムでグリッドが決まります。この上位10チーム、その中の2人が、6日のトップ10トライアルに挑むことになります。
朝のフリー走行で、TeamHRCの長島が2分5秒823を出しトップとなり、そのタイムを超えるライダーはなく♯33TeamHRC(長島哲太/高橋巧/イケル・レクオーナ)が1番手。3番手に♯73SDG Honda Racing(名越哲平/浦本修充/榎戸育寛)が2分6秒838と6秒台に入ります。6番手には♯5F.C.C. TSR Honda France(ジョシュ・フック/ジーノ・リア/マイク・ディ・メリオ)、7番手に♯17Astemo Honda Dream SI Racing(作本輝介/渡辺一馬/羽田太河)、8番手に♯72Honda Dream RT SAKURAI HONDA(濱原颯道/日浦大治朗/國井勇輝)がつけ、ここまでが2分7秒台。10番手に♯9Murayama.Honda Dream.RT(秋吉耕佑/出口修/今野由寛)が2分8秒130でつけました。
昼から天気は回復し空が明るくなりました。1回目のブルーライダー予選開始には、ほぼ、ドライコンディションとなり、長島は2周目に2分6秒659とタイムアップ。3周目には2分4秒942と4秒台に入れました。2018年にジョナサン・レイが、記録したレコードタイム2分5秒1682を破りました。
3番手に作本が6秒393、名越も2分6秒733、フックも2分6秒7490、♯25Honda Sofukai Suzuka Racing(亀井雄大、杉山優輝、田所隼)の亀井も2分6秒829と、次々と6秒台へタイムアップしていきました。
ブルーライダー、2回目の計時予選も局地的に雨粒が落ちる状況の中で、長島は2分7秒台でトップに立ちました。2分6秒675と詰め首位をキープ。5番手にフック、6番手作本と8秒で続き、終盤亀井がS字で転倒してしまいました。総合では長島がトップ、3番手作本、5番手名越、6番手フック、7番手亀井、9番手濱原となりました。
イエローライダーの計時予選1回目開始の頃には強い日差しが照りつけました。高橋がピットロードを通過、コースインし、アタックのタイミングを調整しました。高橋は2分7秒238を記録して5番手に浮上、4周目には2分6秒494で3番手まで上がりました。トップ3は変わらず、6番手に2分7秒204とタイムを詰めた日浦。7番手にリアが2分7秒204と続きました。
2回目の計時予選、リアが2周目に2分7秒326でトップ、2番手に榎戸が2分7秒840を記録、残り13分で雨が落ちてきました。日浦は2分7秒880とタイムアップし3番手浮上、高橋はピットロードで、スタッフと協議して走行をやめます。総合では3番手に高橋、4番手に渡辺、6番手に日浦。7番手にリア、10番手に榎戸が入りました。
レッドライダー1回目の走行直前に雨が落ち、レクオーナはピットに戻りました。日差しが強くなり、天気雨の状況となり、ラスト7分コースに出るライダーが出始めました。最後にディ・メリオが2分10秒556でトップとなりました。
2回目レッドライダーの走行時には雨はやみました。路面はほぼドライコンディションへと傾きますが、また、雨が落ちます。♯104TOHO Racing(清成龍一/國峰啄磨/國川浩道)の國峰が2分11秒831でトップに出ます。レクオーナは2分15秒174を記録してピットに戻りました。総合では1番手にディ・メリオ、3番手に國峰、7番手にレクオーナ、9番手に國井がつけました。
ブルー、イエロー、レッドライダーの上位2名の平均タイムでグリッドが決まり、1番手に♯33TeamHRCがトップ、4番手に♯17Astemo Honda Dream SI Racing。5番手に♯5F.C.C. TSR Honda France。7番手に♯72Honda Dream RT SAKURAI HONDA。8番手♯73SDG Honda Racing 。9番手に♯25Honda Sofukai Suzuka Racingが入りトップ10トライアルに出場が決まりました。
上位10チームのライダー2名は、単独でタイムアタックをして、最終グリッドを決めます。11番手からは、計時予選の順位でグリッドが決まりました。#88 Honda Asia-Dream Racing with SHOWA (モハメド・ザクワン・ビン・ザイディ/ゲリー・サリム/ヘルミ・アズマン)は16番グリッドから決勝に挑みます。
激しい雨の中でナイトセッションが行われ、7番手に♯5 F.C.C. TSR Honda France が入り、9番手に♯17Astemo Honda Dream SI Racing、11番手に♯73SDG Honda Racing、13番手に♯33Team HRC、 14番手に♯25Honda Sofukai Suzuka Racing という結果になりました。