Race 1
WorldSBK 2024
Round 2

レクオーナとビエルゲ、ホームコースでともにポイントを獲得

es Circuit de Barcelona-Catalunya

3月23日(土)、スーパーバイク世界選手権(WSBK)第2戦カタルニア大会のレース1が、バルセロナーカタルニア・サーキットで行われました。Team HRCのイケル・レクオーナは13位、チームメートのチャビ・ビエルゲは14位でフィニッシュし、ホームコースを迎えた両選手がともにポイントを獲得しました。

レクオーナとビエルゲ、ホームコースでともにポイントを獲得

午前中に行われたフリー走行では、両選手ともにCBR1000RR-R FIREBLADE SPのセットアップを進めました。開幕戦のオーストラリア大会をケガで欠場し、今大会が復帰戦となったレクオーナは、スーパーポール(予選)で1分41秒177をマークして18番手。ビエルゲは1分41秒197のベストタイムで19番手でした。

レース1は現地時間14時にスタート。ケガの回復がまだ完全ではないレクオーナでしたが、18番グリッドからオープニングラップ16番手につけた後は周回するごとにポジションを上げ、5周目には13番手へ浮上。最終ラップでチームメートのビエルゲをかわして13位でチェッカーを受けました。

一方、ビエルゲは19番グリッドから好スタートを切ってオープニングラップは14番手。それからは、アクセル・バッサーニ(カワサキ)、マイケル・ルーベン・リナルディ(ドゥカティ)、ギャレット・ゲルロフ(BMW)、チームメートのレクオーナらとグループを形成しました。レース後半の16周目に11番手に浮上するも、その後はタイヤの消耗によりペースを上げられず後退。最終ラップではレクオーナにかわされ14位でフィニッシュしましたが、Team HRCの両選手のタイム差は、わずか0.039秒でした。

Team HRCは、日曜日に行われるスーパーポールレースと20周のレース2で、さらに上位を目指します。


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Iker Lecuona
Iker Lecuona 7
Team HRC
レースを終えて左肩に疲労と痛みを感じましたが、このコースは体力的にはそれほど厳しいものではありませんでした。それよりもタイヤ管理が難しいレースでした。10周目から20周目までは、基本的に誰もがタイヤを温存し、限界までプッシュしないようにしていたと思います。僕のストロングポイントはブレーキングなので、コーナーへの進入は簡単でした。今日はまずまずのレベルで最後まで戦えたと思いますが、もちろん今週末が楽というわけではありません。2年前はここでポールポジションを獲得していますが、今日は予選でほぼ完ぺきなラップを刻んだにもかかわらず18番手。正直、この結果は僕だけではなく、チーム全員にとって受け入れ難いことでした。レースでは10位、11位争いのグループについていくことができました。終盤に向けて、リアタイヤをできるだけ温存したかったので、ギャップが少し広がることもありましたが、リナルディ選手やゲルロフ選手とのバトルを楽しみ、最終的にはチームメートのビエルゲ選手に追いつくことができました。ビエルゲ選手とは最終コーナーまでいいバトルができた上に、彼よりタイヤの状態がよかったのでパスすることができました。13位はいい結果とは言えませんが、とにかく楽しいバトルができたことは間違いありません。明日はどんなレースができるか楽しみです

Xavi Vierge
Xavi Vierge 97
Team HRC
本当に難しいレースでした。午前中の3回目のフリー走行では、ユーズドタイヤと「Q」スペックでいい走りができましたが、その後の予選ではコーナー進入時の接地感が全くありませんでした。まるでリアがフロントを追い抜いていくような、ここ数日間で経験したことのない不思議な感覚です。予選は全然だめでしたが、決勝のペースは悪くなかったので、好スタートを切ってすぐに何人かのライダーを抜くことができました。そこからはタイヤを温存することに集中しました。特にエンジンブレーキとスロットルワークに集中しましたが、残り5、6周になったころに右側のグリップが落ち、ポジションをキープすることができませんでした。明日のレースでは、この問題にどう対処するか考えなければなりません。明日の天候が変わる可能性もあるので、簡単ではありません



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